お天気めがねの家庭菜園日記

気象予報士9年目。2019年春からは新米パパ。ベランダ家庭菜園日記です。日々成長する可愛いチルドレンの日常と最新のお天気情報をお届けします!最近は機械学習(Python)にも興味があります。家庭菜園は2018年夏から始めたばかりの初心者ですがよろしくお願いします!(ブログ開始日:2018/12/3)

【天気コラム】夏にかけてエルニーニョ現象続くか。日本の天候への影響は?(2019/2/13)

 

昨日2月12日に気象庁からエルニーニョ監視速報が発表されました。そこで、エルニーニョ現象とは何か、日本の天候にはどのような影響が想定されるのかを本日はみていきたいと思います。

 

目次

 

エルニーニョ/ラニーニャ現象とは

 

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。

逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。

ひとたびエルニーニョ現象ラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。

 

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引用:気象庁エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する知識」

 

では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。現象のメカニズムに迫ります。

 

太平洋の熱帯域では、貿易風と呼ばれる東風が常に吹いているため、海面付近の暖かい海水が太平洋の西側に吹き寄せられています。

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エルニーニョ現象が発生している時には、東風が平常時よりも弱くなり、西部に溜まっていた暖かい海水が東方へ広がるとともに、東部では冷たい水の湧き上りが弱まっています。

このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなっています。エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生する海域が平常時より東へ移ります。

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ラニーニャ現象が発生している時には、東風が平常時よりも強くなり、西部に暖かい海水がより厚く蓄積する一方、東部では冷たい水の湧き上がりが平常時より強くなります。

このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも低くなっています。ラニーニャ現象発生時は、インドネシア近海の海上では積乱雲がいっそう盛んに発生します。

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 引用:気象庁エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する知識」

 

なお、現象発生のきっかけは何かということになると十分には解明されていません。

 

 

日本の天候への影響とそのメカニズム

 

現象はわかったと。そこで出てくる当然の疑問。

  • なぜ遠い赤道付近の現象が日本にも影響を及ぼすのか
  • 日本の天候にはどのような影響があるのか

これらの謎にも迫りましょう。

 

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エルニーニョ現象が日本の天候へ影響を及ぼすメカニズム

エルニーニョ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が低下し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が不活発となります。

このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、気温が低く、日照時間が少なくなる傾向があります。また、西日本日本海側では降水量が多くなる傾向があります。冬季は西高東低の気圧配置が弱まり、気温が高くなる傾向があります。

 

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ラニーニャ現象が日本の天候へ影響を及ぼすメカニズム

ラニーニャ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が上昇し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が活発となります。

このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向があります。沖縄・奄美では南から湿った気流の影響を受けやすくなり、降水量が多くなる傾向があります。冬季は西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向があります。

 

気温について要約すると、エルニーニョ現象発生時は暖冬・冷夏になりやすく、ラニーニャ現象発生時は寒冬・暑夏になりやすいと言われています。もう少し詳細に見てみましょう。

 

※地域名の赤い帯と棒グラフの太黒枠は統計的に有意な傾向を示す

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エルニーニョ現象発生時

 

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ラニーニャ現象発生時

引用:気象庁エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する知識」

 

ご覧の通りの統計があります。ここでは季節別の結果を示しましたが、各月を中心とした3か月間の平均の特徴についても気象庁にてまとめられていますので、ご興味のある方はこちらのリンクからどうぞ。

気象庁 | エルニーニョ現象に伴う日本の天候の特徴

 

 

エルニーニョの実況と今後の見通し

 

現在、そのエルニーニョ現象が続いているとみられています。

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2019年1月の月平均海面水温図(海面水温規格化偏差)

太平洋赤道域が平年よりも高い(赤色)のが分かるかと思います。

では、今後の見通しはどのようになっているのでしょうか。

 

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エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の 5 か月移動平均

11月までの経過(観測値)を折れ線グラフで、エルニーニョ予測モデルによる予測結果(70%の確率で入ると予想される範囲)をボックスで示している。指数が赤/青の範囲に入っている期間がエルニーニョラニーニャ現象の発生期間である。

 

2019年2月~2019年8月の見通しですが、今後夏にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高い見込みとなっているようです。

 

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エルニーニョラニーニャ現象の発生確率(予測期間:2018年12月〜2019年6月)

5か月移動平均値が各カテゴリー(エルニーニョ現象/平常/ラニーニャ現象)に入る確率をパーセントで示されています。これによると、70%の確率で今後もエルニーニョ現象が続くとみられていることがわかります。 

 

 

まとめ

 

要約すると、以下の3点!

 

いかがでしたでしょうか?

日本の天候に大きな影響を与えると言われているエルニーニョ現象、今後も注意深く経過を観察していきましょう。

 

 

では、最後にいつものように週間天気予報をみておきましょう。

 

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期間後半は徐々に平年値を上回るようになってきますね。18日からの1週間は全国的に平年よりもかなり高い気温になる見込みです。

 

花粉も本気を出してくると思いますので対策をしぃ…はっくしょょっんんん!!

 

 

では、今日はこれにて(鼻声)

 




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