お天気めがねの家庭菜園日記

気象予報士10年目。2019年春からは新米パパ。ベランダ家庭菜園日記です。日々成長する可愛いチルドレンの日常と最新のお天気情報をお届けします!家庭菜園は2018年夏から始めたばかりの初心者ですがよろしくお願いします!(ブログ開始日:2018/12/3)

【天気コラム】桜隠しの雪に凍えた日本。季節の足踏み、今後はどうなる?(2019/4/12)

 

当初は4月も平年より暖かい日が続く可能性が高いと言っていたにも関わらず、ふたを開けてみるとご存知の通り。4月に入ってからは想定以上の寒の戻りに苦しめられました。

 

いつものように、これまでの経過を振り返りつつ、最新の気象庁発表情報をもとに、今後の天気の傾向に迫りましょう。お天気コラムスタートです(・ω・)/

 

目次

 

過去数か月の天気傾向

まずはエリアごとに、2月からの気温の動向をみておきましょう。

f:id:Mt_vegetable:20190411145136g:plain 出典:気象庁「前3か月間の気温経過」

2月上旬~中旬にかけて北日本中心に一時的な強烈寒波が来ましたね。それ以降は全国的に平年値を大きく上回り、季節外れの春の陽気が続いていましたが、3月中旬と3月下旬~4月上旬には断続的に寒の戻りがありました。

 

前年度の同時期の平年差を見てみると、前年度は沖縄奄美地方を除いて、3~4月は平年よりも暖かい日が多かったことがわかります。

f:id:Mt_vegetable:20190404132501p:plain

出典:気象庁「前3か月間の気温経過」

 

では、各主要地点を詳細に振り返ってみましょう。過去3か月の日気温平均と日照時間の推移です。

f:id:Mt_vegetable:20190411121306p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411121321p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411121332p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411121344p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411121355p:plain
これまでは例年よりも気温の高い水準で三寒四温となっていましたが、ここにきて高温傾向に急ブレーキがかかったカタチですね。

 

最高気温と最低気温に書き変えたものも載せておきます。

f:id:Mt_vegetable:20190411121432p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411121443p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411121452p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411121503p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411121512p:plain

マップで全国的に確認してみましょう。

 

4月1日からの過去10日間平均気温で見ると、寒の戻りの影響で、全国的に平年よりも低かったことが分かります。

f:id:Mt_vegetable:20190411121848p:plain

出典:気象庁「天候の状況」 

2月末~3月下旬ごろはこんなに平年よりも高かったのに…。

f:id:Mt_vegetable:20190411122200p:plain

出典:気象庁「天候の状況」 

 

なお、2018-2019年の冬が暖冬だったかに関してご興味がある方はこちらをどうぞ↓↓↓ 

【天気コラム】今年度の冬は暖冬だったのかを振り返る(2019/3/2) - お天気めがねの家庭菜園日記

 

過去の予測の振り返り

さて、こんな寒の戻りって予測してましたっけ?という話ですよね。

 

3月28日に投稿した2週間先までの7日間気温予測を再掲します。

f:id:Mt_vegetable:20190411141717p:plain

予測期間の最後(4月4日~10日)の7日間平均気温は平年値よりも高くなる予測でした。しかし、結果、ふたを開けてみると平年値以下となりました。

で、今回お伝えしたいのは、この予測値は最も可能性の高いシナリオを示しているという点です。気象予測には必ずブレを伴いますので、ブレ幅もセットで見るのがお天気とお付き合いするときのお作法です。

 

では、3月28日時点の予測にブレ幅も合わせて描いてみましょう。

f:id:Mt_vegetable:20190411141055p:plain

 

このグラフは箱ひげ図というものですね。

f:id:Mt_vegetable:20190411154102p:plain

いつもはこの第二四分位の値で、予測値のグラフを描いていたわけです。こうしてみると、4~10日の週はブレ幅の範囲内ではあるものの、四分位範囲からは外れていたようです。ブレ幅の中でもだいぶ低めの気温で推移したということになりますね。

 

この先1週間の予報

では、気になる今後はどうなるでしょうか。

いつも通り、気象庁の週間予報からチェックしてみましょう。

f:id:Mt_vegetable:20190411190737p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411190746p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411190757p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411190807p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411190815p:plain

気象庁「週間天気予報」を加工して作成

天気は周期変化。札幌は平年値より高い水準で三寒四温。一方、西~東日本は平年並みの気温で推移しそうです。ただ、本日の東京は最高気温12℃と肌寒いですね。札幌と変わらないというのも面白いです。

 

ちなみに、14日頃はまた春の嵐といった感じで荒れそうなので、苗が倒れないように注意ですよ。

 

この先1か月の予報

この先2週間の気温を地点別に見ておきましょう。2019年4月11日気象庁発表の確率予報資料をもとに7日間平均気温の予測グラフを作成します。

f:id:Mt_vegetable:20190411122805p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411122816p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411122828p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411122845p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411122855p:plain

出典:気象庁「確率予報資料」を加工して作成

寒の戻りの影響で全国的に平年値以下の気温となっていましたが、西~東日本では次第に平年値を上回る暖かさが戻ってくる可能性が高いようです。なお、札幌では期間の終わりに寒の戻りの気配がありますね。

 

で、今回からはブレ幅もセットで見るようにしましょう。取り急ぎ東京だけ。

f:id:Mt_vegetable:20190411154504p:plain

最も可能性の高い予測値(第二四分位)では、期間後半には平年値を上回る見通しですが、四分位範囲の中に平年値以下の予測値も存在するようです。

つまり、13日以降の週は、最も可能性の高いシナリオでは平年値よりも暖かくなるのですが、悪めにブレると、平年値に届かない可能性もあるということですね。その逆もしかりですが。

 

では、マップでも確認しておきましょう。2019年4月11日気象庁発表の1か月予報です。 まず1週目。

f:id:Mt_vegetable:20190411145451p:plain

出典:気象庁「季節予報」

あまり見慣れない分布ですが、北日本にとっては平年よりも暖かい空気が入ってくるということですね。

 

そして2週目です。 

f:id:Mt_vegetable:20190411145540p:plain

出典:気象庁「季節予報」

2週間先予測で見た通り、西日本ほど平年よりも高く、北日本ほど平年よりも低くなる可能性が高いようです。

 

九州地方には異常天候早期警戒情報も発表されています。

f:id:Mt_vegetable:20190411151847p:plain

 

そして、先ほどのグラフには出ていないですが、4月下旬~5月上旬の予測です。

f:id:Mt_vegetable:20190411145557p:plain

出典:気象庁「季節予報」

4月下旬~5月上旬は、前週よりは落ち着きますが、引き続き西日本ほど平年よりも高く、北日本ほど平年よりも低くなる可能性が高いようです。

 

ちなみに、この先1か月の降水量・日照時間は以下の通りの予報が出ております。

f:id:Mt_vegetable:20190411145614p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190411145624p:plain

出典:気象庁「季節予報」 

ほぼ平年並みと言った感じですが、北日本では平年よりも降水量が少なく日照時間も長くなる可能性が高いようです。

 

2~3か月先までの予報

さて、さらにその後の傾向はどのように予想されているのでしょうか。

 

2019年3月25日気象庁発表の3か月予報をみましょう。 

f:id:Mt_vegetable:20190328115217p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190328115231p:plain

出典:気象庁「3か月予報」

5月は西~東日本中心に全国的に平年よりも高い気温で推移する可能性が高めのようです。6月になると、やや確率は下がるものの、引き続き西~東日本で平年より高い気温が続く見通しとなっているようです。

 

同じく降水についても見ておきましょう。

f:id:Mt_vegetable:20190328115313p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190328115322p:plain
出典:気象庁「3か月予報」

5月は西~東日本で平年よりも多くなる可能性がやや高いようです。6月は一転、西~東日本中心に平年より少ないか並みとなる可能性が高いようですね。

 

今夏の予報

さて最後に、今年の夏の傾向も再度確認しておきましょう。

 

2019年2月25日気象庁発表の暖候期予報をチェックです。

f:id:Mt_vegetable:20190228093842p:plain

f:id:Mt_vegetable:20190228093853p:plain

 出典:気象庁「暖候期予報」

太平洋高気圧の張り出しが弱く、平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。前線や湿った空気の影響を受けやすいため、夏の降水量は平年並みか多くなる見通しです。

 

なお気温に関しては、これまでと一転、ほぼ平年並みの暑さとなる見通しです。北日本に関しては平年よりも低くなる可能性の方が大きいようです。これはエルニーニョ現象が続くとみられている影響もありそうですね。

 

エルニーニョに関してご興味がある方はこちらをどうぞ↓↓↓ 

【天気コラム】夏にかけてエルニーニョ現象続くか。日本の天候への影響は?(2019/2/13) - お天気めがねの家庭菜園日記

 

まとめ

3月末ごろまでは高温傾向が顕著でしたが、4月に入ってからは寒の戻り花冷えとなった日本。これまでが暖かすぎただけに寒さが身にしみますね。

 

季節の足踏みが続いていましたが、この先は三寒四温を繰り返しながら再び季節は前進を始めそうです

 

単発的な寒の戻りの際には、郊外や山沿いの地域を中心にまだ遅霜の可能性もありますので、育苗中の低温障害には注意が必要ですね。なお、「春に3日の晴れなし」というように、周期的に天気は崩れますので、徒長してしまわないように、うまく日照を確保できるように頑張りましょう。

 

そして、エルニーニョ現象が夏まで続く予測となっているため、これまでの平年よりも気温の高い状況は夏にかけて次第に落ち着いてくる見込みです。今年の夏の気温は西〜東日本で平年並み、北日本でやや低く、降水量は全国的に多くなる見通しです。

 

皆さまの農業計画のお役に立てれば幸いです。

 

以上、お天気コラムでした!

 


 

2種類の人気ブログランキングに参加しています!

にほんブログ村 花・園芸ブログ 野菜のみ(家庭菜園)へ 

↑↑↑2つの画像をそれぞれクリックして、チルドレンを応援してもらえると嬉しいです(´▽`)(クリックするとINポイントが加算され、現在の週間ランキングが表示されます) 

 


はてブのコメントのお返事コーナー★

(新しいコメントはありませんでした)

はてなブックマークしていただいた皆さまありがとうございました!