お天気めがねの家庭菜園日記

気象予報士10年目。2019年春からは新米パパ。ベランダ家庭菜園日記です。日々成長する可愛いチルドレンの日常と最新のお天気情報をお届けします!家庭菜園は2018年夏から始めたばかりの初心者ですがよろしくお願いします!(ブログ開始日:2018/12/3)

【天気コラム】季節外れの高温の要因と今後の天候にフォーカス(2019/5/31)

 

2019年5月24~27日は東京で5月としては史上初の4日連続の真夏日となりましたね。

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高気圧の縁を回って高温の空気が流れ込んだのが分かります。下の図は、上空約1500m付近の風と気温ですが、気温22℃以上を赤茶色で塗っています。

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出典:気象情報可視化ツール Wvisにて作成

詳細の説明は割愛しますが、地上の気温は上空1500mの気温に+10〜15℃した気温までは上昇する可能性があると考えられますので、この色付きのエリアは、最大で37℃以上まで上がる可能性がありました。

 

今回の高温の主な原因のひとつに、ジェット気流の蛇行があります。

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出典:earth.nullschool.netを加工

この時期のジェット気流は、平年の位置だと日本の上空にあるのですが、真夏日が連発したときにははるか北の方にありました。このため、南の暖気が北上したのですね。

 

さて、では全国で最も高温になったのは北海道でしたが、それはなぜでしょうか。北海道佐呂間町では39.5℃を観測してニュースを賑わせました。

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出典:気象情報可視化ツール Wvisにて作成

これは、高気圧の縁をまわって、北海道まで高温の空気が流れ込んでいたことに加え、日高山脈石狩山地などの山を吹き降りたことにより、フェーン現象が発生したのが主な原因です。

 

上空約500m付近で気温30℃を超えるエリアを着色すると、一目瞭然。山の風下側が高温となっていたことがわかります。

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出典:気象情報可視化ツール Wvisにて作成

九州や中国地方では、風下側となる日本海側で高温になったのも、同じ要因で説明できますね。

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出典:気象庁「天候の状況」 

 

さて、前置きがだいぶ長くなってしまいましたが本題に移りましょう。季節外れの高温に見舞われた日本ですが、今後の天候はどうなるのでしょうか。

いつものように、これまでの経過を振り返りつつ、最新の気象庁発表情報をもとに、今後の天気の傾向に迫りましょう。お天気コラムスタートです(・ω・)/

 

目次

過去数か月の天気傾向

まずはエリアごとに、3月からの気温の動向をみておきましょう。

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出典:気象庁「前3か月間の気温経過」

3月中旬~5月上旬には断続的に寒の戻りがありましたが、ここ最近は季節外れの高温傾向となりました。特に北日本のグラフにおさまりきっていない感が…笑

 

前年度の同時期の平年差を見てみると、沖縄奄美地方を除いて、5月上旬以外は強い寒の戻りはあまりなかったことがわかります。

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出典:気象庁「前3か月間の気温経過」

では、各主要地点を詳細に振り返ってみましょう。過去3か月の日気温平均と日照時間の推移です。

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3月中旬~5月上旬の寒の戻りが所々際立って見えますね。特に東京の4月27日の平均気温10.2℃は3月下旬並みの寒さでした。なお、ここ最近は平年値以上の高温が戻っていることがこれを見ても分かります。

 

最高気温と最低気温に書き変えたものも載せておきます。

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ここ1か月だと、やはり4月28日の朝と5月8日の朝がかなり冷えたのが分かりますね。そして、5月24~27日の高温が顕著なのもみてわかります。

 

では、マップで全国的に確認してみましょう。

強めの寒の戻りが2回あった4月下旬~5月上旬の2週間の平均気温平年差を見ると、寒の戻りの影響で、北海道を除いて全国的に平年よりも低かったことが分かります。

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出典:気象庁「天候の状況」 

ただ、その後の直近の20日間の平均をみると、全国的に平年よりも高温傾向だったことがわかります。

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出典:気象庁「天候の状況」

ちなみに、同じく20日間合計の降水量は、太平洋側を中心に平年よりも多かったことが分かります。

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 今シーズン一番の大雨となった5月21~22日の雨量が効いてますね。

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この先1週間の予報

では、気になる今後はどうなるでしょうか。

いつも通り、気象庁の週間予報からチェックしてみましょう。

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気象庁「週間天気予報」を加工して作成 

全国的に平年値を上回る暑さとなる日が多そうです。熱中症にはくれぐれも気をつけましょう。梅雨前線が日本の南をうろうろしますので、やや曇りマークが多めですね。耳を澄ますと、梅雨の足音が聞こえてきます。

 

この先1か月の予報

この先2週間の気温を地点別に見ておきましょう。2019年5月30日気象庁発表の確率予報資料をもとに7日間平均気温の予測グラフを作成します。

今後の予測に関しては、箱ひげ図でブレ幅も見てみましょう。各地点の1つ目のグラフの中の予測値は、第二四分位の値(最も出現する可能性の高い値)で描いています。予測ブレとしては、概ね四分位範囲を想定しておくといいでしょう。

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出典:気象庁「確率予報資料」を加工して作成

この先2週間も全国的に平年より高めの気温で推移する可能性が高いようです。特に期間中頃の暑さは顕著です。

 

では、マップでも確認しておきましょう。2019年5月30日気象庁発表の1か月予報です。 まず1週目。

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出典:気象庁「季節予報」

週間予報で見た通り、全国的に平年よりも高めの気温で推移する可能性が高いようです。

 

そして2週目です。 

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出典:気象庁「季節予報」

2週間先予測グラフで見た通り、引き続き全国的に平年より高めの気温で推移する可能性が高いようです。異常天候早期警戒情報も発表されています。

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出典:気象庁異常天候早期警戒情報

 

そして、先ほどのグラフには出ていないですが、6月後半ごろの予測です。

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出典:気象庁「季節予報」

確率はやや下がるものの、引き続き全国的に平年より高い気温で推移する可能性が高いようです。

 

ちなみに、この先1か月の降水量・日照時間は以下の通りの予報が出ております。

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出典:気象庁「季節予報」
 

九州や四国以外は、全国的に平年よりも降水量が少なめ、日照時間は多めになる可能性が高めのようです。

とはいえ、梅雨ですので、雨は断続的に降るんでしょう。あくまで「平年と比べて」です。

 

2~3か月先までの予報

さて、さらにその後の傾向はどのように予想されているのでしょうか。

2019年5月25日気象庁発表の3か月予報をみましょう。 

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出典:気象庁「3か月予報」

7~8月になると、これまでと一転、全国的に平年よりも低めの気温で推移する可能性が高めなようです。

 

同じく降水についても見ておきましょう。

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出典:気象庁「3か月予報」

太平洋高気圧の張り出しが弱く、平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。前線や湿った空気の影響を受けやすいため、夏の降水量は平年並みか多くなる見通しです。

エルニーニョの影響もありそうですね。

 

エルニーニョに関してご興味がある方はこちらをどうぞ↓↓↓ 

【天気コラム】夏にかけてエルニーニョ現象続くか。日本の天候への影響は?(2019/2/13) - お天気めがねの家庭菜園日記

 

まとめ

3月中旬以降、5月上旬にかけて断続的な寒の戻りがありましたが、ここ最近は平年値以上の高温が戻ってきました。

 

今後も6月いっぱいは全国的に平年よりも高めの気温の日が多い見通しとなっています。畑作業中の熱中症に注意です。特に6月4日からの1週間は異常天候早期警戒情報も発表されています。

 

ただし、エルニーニョ現象が夏まで続く予測となっているため、今年の夏の気温は西〜東日本で平年並み、北日本でやや低くなる見通しで、降水量は全国的に多くなる見通しです。

 

皆さまの農業計画のお役に立てれば幸いです。

以上、お天気コラムでした!

 


 

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rayliaxさん かすみ草って育てられるんですね! 

そうなんですよ、私も種のパッケージを見つけた時、これは育てなくてはと思いました。よく花束とかにいるので親近感がありますよね~。

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